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逆算して売り上げ目標を設定する方法。
ここでは売り上げ目標に対してどれだけの準備や対策が必要なのかを分解して考える7つのステップについてお伝えします。
より具体的な対策を考えることができるようになりますので目標が現実的になってくると思います。
この中から、一つでもいいので具体的な目標値を出せるステップを見つけて、考えてみてください。
ステップ1. 何件の注文まで対応できるのかを考える。
月商100万円を目標とする場合、客単価が2,000円の商品だとすると
必要となる受注件数は
目標売り上げ 1,000,000 ÷ 客単価 2,000 = 500 件
となります。
「100万円売るぞ!」という目標よりも、「500件注文を取るぞ!」の方が施作に落とし込めると思います。
また、月に500件出荷(納品)できる仕組みがととのっていなければ、100万円の売り上げは夢物語であることもわかるでしょう。
ステップ2. 1日ごとの受注数を計算する。
そして月30日として、1日あたりの受注数は
500 件 ÷ 30 日 = 16.6 件/日
必要ということになりますね。
1日に17件の注文で達成できると考えれば、より現実的になってきます。
ステップ3. 1日あたりの出荷件数を計算する。
営業日が20日くらいだとしたら、1日あたりの出荷数は
500 件 ÷ 20 営業日 = 25 件/営業日
となります。
それがわかれば、何人いれば出荷を安定して行えるかなど計算できます。
ステップ4. 必要来店客数で考える
500人に購入してもらう場合に現在の転換率(来店客のうち購入してくれるるお客さんの割合)が1%だとすると必要な来店客数は
500 人(購入者数) ÷ 0.01(転換率1%) = 50,000 必要来店客数
5万人となります。
広告で予算内で集客可能な人数なのか、またSEO対策だけでクリアできそうな目標なのかをじっくり検討してください。
また、現在の月間来客数によっては目標が程遠い可能性もあります。
その場合は、現在のデータからできそうな範囲に目標を修正することも考えてみてください。
ステップ5. 購入率で考える
500人に購入してもらう場合に現在の転換率(来店客のうち購入してくれるるお客さんの割合)が2%だとすると必要な月間来客数は
500 人(購入者数) ÷ 0.02(転換率2%) = 25,000 必要来店客数
2万5千人となります。
購入率を上げる施作をすることにより、必要来店客数は少なくてもすみます。
商品ページの改善やポイント施作など効果的な施作を考えていきましょう。
ステップ6. 客単価で考える
客単価が仮に4,000円の場合はどうでしょうか。
必要となる受注件数は
目標売り上げ 1,000,000 ÷ 客単価 4,000 = 250 件
となります。
必要な受注件数が半分になるためとてもありがたいのですが、客単価は結構上げるのが難しいので、施作を行う優先度は低くなります。
ステップ7. 商品登録で考える
市場シェアを取り切ったなどの理由で、現在販売している商品ではこれ以上の売り上げを見出せないときは、新商品を登録して新たな売り上げの柱を増やすという考え方もできます。
商品登録には商品選定やページ作成、商品登録業務などが増えますので、時間的な余裕や商品登録をしてくれるスタッフなどを準備しておかなければなりません。
まとめ
以上の7ステップの組み合わせで施作は具体的に考えることができると思います。じっくりと考えて見てください。
売り上げを拡大していくにつれてより様々な要素が出てきますが、月商が数千万円までの段階ではこちらにご紹介した7ステップで十分です。
繰り返し見直していただき、売り上げアップに役立ててください。