私も愛用しているこの美しい財布。
こちらの製造をお願いしている職人さんの所へ、新作の打ち合わせのために、会いに行ってきました。なかなか見つからない物があるため、作ってしまおうと思います。
こちらの職人さんは三代目で、何十年もの職人歴があります。職人が廃業していく中でここまで長く商売を続けられているのは、同じものを真面目にこつこつと作り続けてきたからとおっしゃいます。
ひとつひとつの型番を40年間ブラッシュアップし続け、完成されたフォルムはとても美しいです。
色々な試作品や製品をいつも見せていただくのですが、わたしから出る言葉は「すごい！」「美しい」ばかり、そんな知識も少ないわたしに、色々と専門的な説明をじっくりとしてくれます。
本当にモノづくりが好きな事が伝わってきます。この職人さんもなかなかの高齢ですが、ずっとこのようなモノづくりが残ってくれたら良いなと思います。
財布ひとつには、革、金具、芯材、技法の組み合わせで残念なものにもなります。そのひとつひとつに説明が出来るようなものを扱っていきたいですし、そのような物が無くならないように沢山の人に伝えていければと思っています。
